表情について

健康診断における理想のコミュニケーションを表現するためには、さまざまな方法があります。表情やしぐさ、声色など心掛けなければいけないことは多くありますが、基本となるものは「穏やかな笑顔」と言われています。

例えばホテルやレストランなど接客サービス業に従事する人は、一流であればあるほど「ほどよい加減の穏やかな笑顔」が作れるそうです。これは「あなたを歓迎しています」というホスピタリティーを表すサインにもなります。笑顔の全くない人が相手であれば「自分は全く歓迎されていない」と相手に思わせてしまいます。また、笑顔は相手の緊張感や警戒心を解くという効果もあります。

表情が緩められるかどうかで、診察で得られる情報量にも差が出てしまいます。例えば笑顔が全くない医師の前に座った時、人は緊張度が上がってしまいます。人によっては「不機嫌そうだから伝えるのはやめよう」と、遠慮をして言えなくなってしまうこともあります。診察は患者からの情報も大切になってきます。少しの笑顔が作れないために治療が進まない状態にならないよう、意識的に笑顔を作りましょう。医師は、広い意味でのサービス業と言えます。提供するのは医療ですが、対面で患者との信頼関係を結ばなくてはなりません。

笑顔を作るのが苦手という人は、普段から表情が硬いために「笑顔が作りにくい」という状態になっている可能性があります。

スマイル・トレーニングとして、鏡の前で顔面ストレッチをすることがおすすめです。鏡の前で「あいうえお」と大きな口を開けることや、口角を持ち上げるなどをして、顔面の筋肉を緩めましょう。筋肉が柔らかくなることでさまざまな表情をつくりやすくなり、笑顔が出やすくなるそうです。