ヘモグロビン

赤血球に含まれているヘモグロビンは、酸素を運ぶ働きを担っている。そしてヘモグロビンに血液中のブドウ糖が結びついたものをグリコヘモグロビンと呼ぶ。

このグリコヘモグロビンにはいくつか種類があるのだが、その中のヘモグロビンA1cというのが全体の動向が反映される為、その性質を活かしこれを検出することで異常などが無いかを調べるのである。

血液中の糖分が増えて血糖値が高くなると、その分糖が赤血球のヘモグロビンと結びつきやすくなる。従ってヘモグロビンA1cの量も増加するのだ。

赤血球の寿命は約4か月であるが、1度ブドウ糖と結びつくとそのままの状態が持続されるのである。そのため、赤血球に対するヘモグロビンA1cの割合を調べることで、最近1~3か月間の平均血糖値を割り出すことが出来、診断確定・経過観察の重要な判断材料になっているのである。また、治療中の血糖コントロールが上手くできているかを知る術にもなるのである。

このヘモグロビンA1cの値が6.5%を超過していると糖尿病を疑う。すでに糖尿病で治療を受けている患者さんは、10%を超えているとコントロールが十分にできていないと判定される。

糖尿病と診断を受け、治療を開始すると6.5%を血糖コントロールの目安として治療を進めていく。高値の患者さんは食事療法なども取り入れ、主治医の指示をきちんと守ることも大切である。

また、糖尿病でないのに高値を示している場合は、腎不全・アルコール中毒・異常ヘモグロビン等を疑い、それらに関する検査を受ける必要があるだろう。逆に低値の場合、溶血性貧血・栄養失調の可能性が考えられる。

コメントする